HOEGH LONDON & イギリスの4協会
HOEGH AUTOLINERSの自動車運搬船 HOEGH LONDON です。
この船、船体を延長する工事を行い30mほど長くなりました。
多分、ロゴの後ろの方を継ぎ足したものと思われますが、遠くからでは全く分かりません。
年に1回か2回くらいこういう船に出会うんですよね。
新しく建造するよりも安く済むのでしょう。
長くした分積載台数もアップして、当初の6,000台積みから7,850台積めるようになりました!
IMO:9342205 船籍:ノルウェー
全長228.74m、全幅32.29m、総トン数68,871トン、27,100DWT。
大宇造船海洋の建造で、2008年竣工です。
2017.12.29 名古屋港
今日はノルウェー船社の船をアップしましたが、船名が「LONDON」なのでイギリスのサッカーを。
近代サッカー発祥の地・イギリス。
しかし、サッカーにイギリス代表というのは通常存在しません。
(2012年のロンドンオリンピックではイギリス代表が出場。しかし、イングランドとウェールズのみの選手で構成)
サッカーの中でイギリスは、イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドの4つに分かれおり、それぞれにサッカー協会が存在します。
FIFAは1国1協会を原則としていますが、この4つの協会はFIFAが誕生する前から活動していました。
各サッカー協会が設立されたのは以下の通り。
イングランドサッカー協会(通称 The FA)は1863年。
ウェールズサッカー協会は1876年。
世界初の公式の国際親善試合が行われたのが1872年11月30日。
世界最古のプロサッカーリーグが創設されたのが1888年。
1884年にはこの4協会による「ブリティッシュ・ホーム・チャンピオンシップ」という世界初のサッカー大会を開催し毎年行われるようになります。
このような感じで、FIFAが誕生する前からそれぞれが活動していました。
また、統一のルールを作ったり、前述の大会を開催したりと、サッカーの母国としての優位性を主張。
「イングランドが最強なので、イギリス本土の4協会以外の弱い他国と試合をする必要がない」とも。
このような主張からFIFAには加盟しません。
でもその実力差は他国も認めていたようで、飛びぬけて強かったようです。
FIFAはこの当時最強のイギリスを加盟させたかったので、4つの協会を承認。
それ以降、一定の自治が行われている地域の協会も認められるようになりました。
続きはまた明日…