TIAN DU FENG
今日はハンディマックスよりもさらに大きなばら積み船を。
こちらはChina Shipping International Ship Managementのパナマックスバルカー TIAN DU FENG です。
パナマックスのばら積み船は全長225m、全幅はだいたい32mくらいの大きさに設計されています。
パナマ運河を通過するのに許可されていたサイズは全長294.1m、全幅32.3mだったので、閘門を通過するときはギリギリでした。
このサイズよりも大きい船は通航できないので、パナマックスと呼ばれていました。
しかし、これはパナマ運河が拡張される前のこと。
いまは拡張され、全長は366m、全幅は49m、喫水は15.2mまで通航可能となっています。
ちなみにこのパナマ運河は1914年に開通。
そして拡張する話は100年近く前の1930年代から出ていたと言われています。
このころから将来船は大型化すると予想していたんですね。
その予想は当たって現代の船はどんどん大型化しており、コンテナ船には400mの船まで存在します。
新しいパナマ運河が通過できる366mのコンテナ船は主流になっています。
さて、写真の船ですが、パナマックスのばら積み船はハッチが7つ。
このサイズになるとクレーンは備えていません。
さらに大きいケープサイズバルカーになるとハッチは9つ。
ハッチの数をかぞえれば違いが分かるので、パナマックスは見分けやすい船です。
IMO:9203497 船籍:香港
全長225m、全幅32.29m、総トン数38,767トン、74,201DWT。
大島造船所の建造で、2001年竣工です。