この船は船名が「TOKYO」ではなく、なぜか「TOKIO」。
VLCCは、原油を運ぶタンカー。
中東で積んで日本に来ています。
名古屋や四日市に来ているVLCCはサウジアラビアやアラブ首長国連邦で積んで来る船が多いような印象です。
いまなにかとよくニュースで聞くホルムズ海峡を通過していますね。
伊勢湾にはシーバースというのがあり、VLCCはここで原油を揚げます。
積み荷の引火性が高かったり、喫水が深いので岸壁の接岸が困難などの理由から、海上で荷役を行います。
撮影場所からは直線距離で約10km。
333mの船もやや小さく見えます。
もしものことを考え、荷役中にはオイルフェンスを張ります。
そして、船が停泊しているときは必ず警戒船や消防艇がそばについています。
写真の手前に赤い小さな船が見えますが、これが警戒船です。
IMO:9311270 船籍:パナマ
全長333m、全幅60m、総トン数159,953トン、306,206DWT。
三菱重工業 長崎造船所の建造で、2005年竣工です。
2017.9.15 新舞子